狂言「蝸牛」

「蝸牛(かぎゅう)」とは、カタツムリ・でんでんむしのこと。
それを知らない太郎冠者は、主人に「蝸牛(かぎゅう)をとってこい」と命じられ、山伏をカタツムリと勘違い。
室町時代に能・狂言が芸能として形作られる中で成立。

【出演】
山伏 有田真
主 Kamo
太郎冠者 堀江真弘
語り 呉よしたか

狂言「入間川」

大名と家来の太郎冠者が国もとへ帰る途中、入間川に到着。
”入間には、言葉を反対の意味に捉える「入間様(逆さ言葉)」がある”
と聞いていた大名は、土地の男の言葉を勘違い。
室町時代の中期(15世紀中期頃)に成立していたと言われる古い演目。

【出演】
大名 中澤まさとも
太郎冠者 五十嵐由佳
入間何某 出先拓也

江戸川乱歩「算盤が恋を語る話」

造船会社の会計係Tは算盤を弾く。
十二億四千五百三十二万二千二百二十二円七十二銭
彼の暗号通信は愛しき君に通じるか?
算盤で恋は実るか?
1925年発表の恋愛推理短編。

【出演】
語り 出先拓也
T 鈴木将之
S子 山川琴美
同僚 柏士文

狂言「柿山伏」

時は、実りの秋。
山伏が木に登って柿を食べている所を柿畑の持ち主が発見。
「憎い奴め懲らしめてやろう」と無茶ぶりをします。
絵本になったり、小学校の教科書にも掲載されている有名演目。
江戸時代に成立。

【出演】
山伏 鈴木将之
畑主 呉圭崇
語り 出先拓也

落語「三方一両損」

左官の金太郎が三両入った財布を拾って、届けようとしたのだが…
江戸っ子の吉五郎は頑固で決して受け取ろうとはせず。
互いにケンカっ早い江戸っ子同士、もみ合いになって…。
そして等々、二人ともお白州へ出ることとなった。
言わずと知れた名作落語の一つ。

■出演
吉五郎…出先拓也
大工。意地っ張りで喧嘩っ早い江戸っ子。
金太郎…鈴木将之
左官。意地っ張りで喧嘩っ早い江戸っ子。
大岡越前…呉圭崇
お奉行様。
吉五郎の女房…藤本教子
吉五郎の妻。江戸っ子。
金太郎の女房…大島由莉子
金太郎の妻。江戸っ子。
ナレーション(N) 山川琴美

☆脚本:山川進

落語「不精の代参」

寄席の芸能 ~時とともに,世とともに~ - 文化庁広報誌 ぶんかる時は、徳川の御代。
江戸に、大変な無精者がおりました。
ある日、無精者は、おかみさんに頼まれ、おかみさんの病気が治ったお礼参りに身延山へ行くことになりました。
ところが、なんせ無精者ですから億劫でたまりません。

【出演】
語り・隣人 大森陽太
無精者 こがめみく
おかみ れゐ
参詣人 月城ひかり
もっと無精な男 松坂依弦

梅崎春生「ウスバカ談義」

ウスバカ談義

第一次戦後派の代表的作家によるユーモア短編「山名くんシリーズ」より
「ウスバカ談義」と「孫悟空とタコ」
大事件も大展開もなく天下泰平。
なのである。

【出演】
山名 鈴木将之
男①+克ちゃん 武田慎太郎
男②+大将 林佑樹
小説家 山川琴美
山名夫人 藤本教子
僕・語り 出先拓也

十返舎一九「東海道中膝栗毛 -白子から津、松坂へ-」

江戸を離れ、紀州・白子までやってきた弥次さん、喜多さん。
旅のホラは吹き捨てとばかりに、あの大作家になりすまして…?

【出演】
弥次郎兵衛 出先拓也
喜多八 鈴木将之
南瓜の胡麻汁  大島由莉子
語り 内海祐紀

ニコライ・ゴーゴリ「鼻」

ある朝、コワリョーフが鏡を見ると、鼻が無くなっていた!
慌てて探しに街へ出ると鼻は外套を着て馬車に乗り込むところで…。
一度だけでは理解の追いつかぬシュールで理不尽な悲喜劇。
あなたの鼻もいつの間にか…。
初出:1938年

■出演
コワリョーフ  出先拓也
鼻         藤本教子
新聞社係員    真一涼
警官               平居正行
医者               林佑樹
夫人               山川琴美
語り                五十嵐由佳
☆脚本:山川進

水谷竹紫「産科院の或る夜」

関東大地震の後に出来たバラックの産科院で、ある夜、次々に赤ちゃんが生まれる。
喜びと混乱の中、大富豪の隠居が、初孫誕生の連絡を受け、駆け付けるが…?
水谷竹紫は、大正から昭和初期の劇作家、演出家。
女優の水谷八重子は義妹。

【出演】
岩田 鈴木将之
日下 呉圭崇
隠居 青山優子
富子 山川琴美
秀子 五十嵐由佳
語り 出先拓也

落語「まんじゅうこわい」

長屋で怖いもの自慢をする一同。
その中で、天邪鬼の源さんだけは怖いものなんて何一つないと強がっているが…。

言わずと知れた古典落語の名作。

■出演
兄分  出先拓也
長太  平居正行
A   武田慎太郎
B   真一涼
C   内海祐紀
D   藤本教子
E   大島由莉子
F   青山優子
源   林佑樹

落語「親子酒」

ある親子がそろって禁酒を始めたけれど…。
どんなものでもそうですが、止めて数日は何とかなるものですが、半月も経つと「少しくらいなら」とついつい気が緩んでしまい…。
■出演
語り      平居正行
父       出先拓也
母       内海祐紀
息子      武田慎太郎

長谷川伸「旅の里扶持」

江戸を追い出された噺家・林家正喬は、上州前橋へ。
そこで出会った芸人夫婦と一座を組むが、亭主は逃げ、残された女房も病の床についてしまう。
自称”江戸のへっぽこ真打より遥かに上”の正喬は、一人、稼ぎに出るが…?

【出演】
林家正喬/林家正蔵:中澤まさとも
蝶々屋とんぼ:出先拓也
江戸屋駒吉/お正:五十嵐由佳
宿の主:柏士文

佐々木邦「一年の計」

愛飲家・片岡君は、元日からの禁酒を決意するが…?
佐々木邦は日本におけるユーモア作家の草分け。
1936年ユーモア作家倶楽部を結成。
1937年「ユーモアクラブ」を創刊しユーモア文学の発展に尽力。
初出:「面白倶楽部」1926(大正15)年1月。

【出演】
片岡:中澤まさとも
細君:大島由莉子
津田:鈴木将之
女中:真一涼
語り:出先拓也

久米正雄「地蔵教由来」

博徒の嘉平と勘吉は、賭けに負けて素寒貧に。
一攫千金の為、旅人を騙して百姓たちから金を巻き上げようとするが…?
1926年映画化、現在まで舞台上演多数。

【出演】
彌三郎:中澤まさとも
嘉平:山川琴美
勘吉:藤本教子
娘:五十嵐由佳
婆:大島由莉子

落語「青菜」

ある夏の暑い日、仕事中の植木屋が旦那から、色々とごちそうになった。
その時に出た夫婦の言葉遊びにえらく感心した植木屋は、帰るなり女房にも手伝わせて、遊び仲間の熊で実践しようと…。

元々は上方落語にあった話で、江戸落語の滑稽噺として寄席でも定番となっている。

■出演
旦那   平居正行
奥様   五十嵐由佳
植木屋  出先拓也
女房   真一涼
熊    柏士文
タイトル 内海祐紀

マーク・トウェイン「生きているやら、死んだやら」

1890年ごろ、サミュエル・ラングホーン・クレメンスこと、作家・マーク・トウェインがリヴィエラのホテルに滞在していたころ、マニャンと名乗る紳士と出会った。
マニャンの謎めいた様子に、どうにも彼が気になった彼は…。

「トムソーヤーの冒険」などで名を広めたマーク・トウェインのユーモアあふれる短編。

■出演
私(クレメンス)    柏士文
スミス(トマス)    平居正行
フランソワ(マニャン) 出先拓也
フランソワの妻     内海祐紀
マルグリット      五十嵐由佳
女画商         藤本教子
タイトル        真一涼

☆脚本:吉岡平

チェーホフ「富籤」(とみくじ)

ある中年夫婦が、購入した富籤の当選番号を調べていると、途中まで高額配当の番号と一致していたのだった。

当選の妄想に心躍らせる夫婦だが、使い道を話してるうちに空気は険悪なものへと変わっていき…。

年の瀬に誰もが夢見る一発逆転の夢。
宝くじに振り回される庶民の皮肉をブラックに描いた短編。
大人になると、誰もが共感する事でしょう。

■出演
イワン・ドミートリッチ 出先拓也
マーニャ・ドミートリッチ 藤本教子
語り  内海祐紀

Oヘンリ「シャムロック・ジョーンズの冒険」(リモート収録)

あの有名な探偵小説を短編の名手がパロディ。
ニューヨークを舞台に名探偵(?)ジョーンズと彼の相棒のホワッツアプが、ぶらり推理散歩。

【出演】
シャムロック・ジョーンズ:中澤まさとも
ホワッツアプ:出先拓也
ラインゲルダー:内匠靖明
エリソン:呉圭崇

※出演者それぞれが別の場所・機材で録音した作品です。

落語「二番煎じ」

■作品紹介

その昔、見回りが終わった街の旦那衆が番小屋にこっそりと持ち込んだ酒を飲み始めて…。

古典落語の定番。
6代目春風亭柳橋、8代目三笑亭可楽が有名。

■出演

月番    出先拓也
黒川先生  平居正行
惣助    内海祐紀
役人    内匠靖明

落語「権助魚」

■作品紹介
旦那の浮気を怪しんだ奥方に頼まれ浮気調査を命じられた権助。
だが、気づかれた旦那に買収を持ちかけられて…。

古典落語定番の滑稽話「権助魚」をきくドラでオーディオドラマ化。

■出演
権助  真一涼
奥方  五十嵐由佳
旦那  出先拓也
魚屋  平居正行
落語家 尼子真理

チェーホフ「ねむい」

■作品紹介
朝から晩まで働き詰めの13歳の少女・ワーリカ。
しかし夜は赤子の子守で朝まで眠れず。
そんな日々が続いたワーリカは…。

人間の三大欲求、眠りのもたらす狂気が生んだブラックユーモアが描かれている隠れた名作。

■出演
ワーリカ 五十嵐由佳
主人   内匠靖明
おかみ  藤本教子
医者   柏士文
父    出先拓也
母    大島由莉子
語り   山川琴美

シェイクスピア「テンペスト(あらし)」

【作品紹介】
邪な弟に地位を奪われ、幼い娘とある島に流れ着いたプロスペロー。
ある時、偶然、弟を乗せた船を見つけ…

1612年初演、愛と魔法の復讐劇。
シェイクスピア最後の作品と言われる。

【出演】
・プロスペロー:狭川尚紀
・ミランダ:藤田昌代
・エアリアル:杉村ちか子
・ファーディナンド:藤原聖侑
・語り:呉圭崇

アルフレッド・ド・ミュッセ「戯れに恋はすまじ-On ne badine pas avec l’amour-」

【作品紹介】
女流作家ジョルジュ・サンドとのロマンスでも知られる青春の詩人ミュッセ作。
1834年発表。

思いを寄せあう幼馴染の男女二人による、恋のかけひき、当てこすり耳こすり。

本作を基にガブリエル・ピエルネが歌劇、カミーユ・サン=サーンスが劇音楽を作曲。

【出演】
・ペルディカン:髙坂篤志
・カミーユ:山川琴美
・ロゼット:藤本教子
・男爵:呉圭崇

落語「紙入れ」


■作品紹介
大恩ある旦那の女房と不貞関係に堕ちてしまった新吉。

その日も旦那の目を盗んで家にやってきたのだが…。

艶笑落語として名高い古典の名作。
今も昔も不倫は文化!?

■出演
新吉  中澤まさとも
女房  尼子真理
旦那  平居正行
語り  出先拓也

ギリシャ神話より「メレアグロスとアタランテー」

■作品紹介
女神の怒りを買ってしまった
カリュドーンの王・メレアグロス。
彼のせいで突如現れた巨大不明生物を退治すべく
ギリシャ中の戦士を集めると…。
そこで出会った美女・アタランテーを
見初めたメレアグロスだが周囲の反対に遭ってしまう。
そこで彼が取った行動とは…。
ギリシャ神話の一節、英雄メレアグロスと美女アタランテーの悲喜劇を
作家・吉岡平が一つの物語として構成・脚色。

■出演
メレアグロス  髙坂篤志
アルタイアー  尼子真理
トクセウス   平居正行
アタランテー  真一涼
イーアソス   出先拓也
ヒッポメネース 中澤まさとも
女神      山川琴美
ナレーター   大島由莉子
★脚本:吉岡平

尾崎紅葉「鬼桃太郎」

【作品紹介】
1891(明治24)年出版。
明治文壇の雄によるナンセンス童話。

鬼ヶ島の苦桃より生まれし苦桃太郎。
仲魔達と桃太郎討伐へ、いざ出発!

【出演】
・苦桃太郎:五十嵐由佳
・鬼王:呉圭崇
・毒竜:内海祐紀
・ヒヒ:大島由莉子
・狼:山川琴美
・鬼婆:尼子真理
・語り:出先拓也

落語「黄金の大黒」

■作品紹介
貧乏長屋の衆が大家さんに呼び出され、何事かと思案する一同だが…。
思わぬ幸運を手にした大家さんのおすそ分けに大喜び。
しかしごちそうにありつくには一筋縄ではいかず…。

落語の方ではおなじみ
貧乏長屋の連中が出てくると話も自然とできてくるようで。

■出演
兄い   内匠靖明
熊    髙坂篤志
与太郎  真一涼
三ちゃん 大島由莉子
清さん  中澤まさとも
金ちゃん 柏士文
大家   平居正行
語り   山川琴美
大黒   五十嵐由佳

牧逸馬「都会冒険-マチネー-」

【作品紹介】
1925年初出。
ニューヨークフリープレスの記者
ヘンリー・フリントの街角の悲喜劇。
短編シリーズ「都会冒険」の一遍。

【出演】
・ヘンリー・フリント:中澤まさとも
・マックレガア:呉圭崇
・美女:五十嵐由佳
・劇場支配人:出先拓也
・客:柏士文、髙坂篤志ほか
・街娼:内海祐紀、尼子真理、真一涼、山川琴美、内匠靖明

牧逸馬「都会冒険-夜汽車-」

【作品紹介】
1925年『探偵文芸』初出の連作。
「詐欺的犯罪(コン・ゲーム)」が
テーマの米国式ショートストーリー。

牧逸馬は、本名・長谷川海太郎。
別名・林不忘(「丹下作善」)谷譲次。

【出演】
・ヘンリー・フリント:髙坂篤志
・紳士:柏士文
・青年:中澤まさとも
・娘:内海祐紀
・マックレガア部長:出先拓也

ゴーゴリ「検察官」

【作品紹介】
1836年初演。
ロシアの官僚社会の腐敗を痛烈批判。
当時、特権階級から非難されるも
庶民から大喝采を浴びた。

日本でも度々上演。

【出演】
・市長:内匠靖明
・フレスタコーフ:中澤まさとも
・アンナ:山川琴美
・マリヤ:五十嵐由佳
・役人:呉圭崇、柏士文、出先拓也

シェイクスピア「尺には尺を」

【作品紹介】
シェイクスピア中期(1603年頃)の作。
喜劇とも問題劇ともされる。

ウィーンの侯爵代理・アンジェロは、
風紀の乱れを正す為、婚前交渉禁止の
お触れを出すが、違反者の中に…?

蜷川幸雄氏、最後の演出舞台。
(藤木直人、多部未華子主演)

【出演】
・アンジェロ:中澤まさとも
・クローディオ:呉圭崇
・イザベラ:五十嵐由佳
・マリアナ:大島由莉子
・公爵:出先拓也
・市民:内海祐紀、尼子真理、真一涼

落語「宮戸川」

■作品紹介
囲碁に夢中のあまり、帰りが遅くなって
締め出された半七。
そこへ幼馴染のお花が偶然通りかかり…。

古典落語の名高いイチャコラ逸品。
お花半七の馴れ初め部分を音声化!!
これを聞いて思わずニヤニヤ…。

■出演
半七   柏士文
お花   内海祐紀
叔父   呉圭崇
伯母   真一涼

落語「初天神」

■作品紹介
天神さんへ初天神のお参りに
行こうとしたおっ父。
だが、それを聞いた息子の金坊が
「連れてけ連れてけ」と騒ぎ立て…。

古典落語の代表作、最近では
NHK「超入門!落語 THE MOVIE」でも
放映された春風亭一之輔師匠の
「初天神」がおすすめ。

■出演
おっ父  中澤まさとも
おっ母  内海祐紀
金坊   真一涼
飴屋   出先拓也
団子屋  呉圭崇

芥川龍之介「仙人」

芥川龍之介「仙人」■作品紹介
ある日、仙人になりたいと願う男が
口入屋を訪れ、藁にもすがる思いで
奉公先に決めたのはある医者夫婦だった…。

同名作品が複数存在しており
その中でも道徳的要素が強い
一風変わった作品である。

1922(大正11年)初出

■出演
権助   柏士文
番頭   呉圭崇
医師   中澤まさとも
医師の妻 大島由莉子

★脚本:吉岡平