直木三十五「ロボットとベッドの重量」

ロボットが人間の代わりになる。
そんな未来を現実にせんと、病に侵された男は死の間際に自らが製作したロボを妻に託した。
だがそれは、愛情ではなく多情な妻への嫉妬に狂った男の企みで…。

初出:昭和6(1931)年

■出演
夏見俊太郎 出先拓也
夫人    内海祐紀
看護婦   大島由莉子
男     柏士文
ロボット  山川琴美
語り    尼子真理