太宰治「きりぎりす」(リモート収録)

「お別れいたします。
私は、あなたとお別れして、私の正しいと思う生きかたで、しばらく生きて努めてみたいと思います」

時代の寵児となった画家の妻が告白する、離縁の理由とは…
昭和十五(1940)年発表。

【出演】
私:内海祐紀
画家:中澤まさとも

※出演者が自宅で録音した作品です。

田山花袋「重右衛門の最後」

■作品紹介
所用で信州へ訪れた富山は、旧友の根本行輔と再会すると…。
村では毎晩のように付け火があり、村の顔役でもある彼はそのことに頭を悩ませていた。
容疑者に重右衛門という男が挙げられていたが、その証拠はどこにも見当たらない。そうこうしていると、再び付け火が村を襲って…。

■出演
富山(とみやま)…呉圭崇
根本行輔(ねもとこうすけ)…平居正行
根本の妻…尼子真理
重右衛門…出先拓也
娘…真一涼
老婆…五十嵐由佳
若い衆…内匠靖明

☆脚本:吉岡平

高村光雲「幕末維新懐古談(一度家に帰り父に誡められたはなし)」

明治大正期を代表する彫刻家で「老猿」「西郷隆盛銅像」で知られる光雲が幼き日の父との思い出を振り返る。
詩人・彫刻家の高村光太郎、鋳金家の高村豊周は、光雲の息子。

【出演】
高村光蔵:出先拓也
父:内匠靖明

落語「権助魚」

■作品紹介
旦那の浮気を怪しんだ奥方に頼まれ浮気調査を命じられた権助。
だが、気づかれた旦那に買収を持ちかけられて…。

古典落語定番の滑稽話「権助魚」をきくドラでオーディオドラマ化。

■出演
権助  真一涼
奥方  五十嵐由佳
旦那  出先拓也
魚屋  平居正行
落語家 尼子真理

壺井栄「木かげ」

「二十四の瞳」で知られる著者の短編。
終戦から数年後、ある一家は愛らしい猫を飼う。
一方、分断された朝鮮半島からは軍靴の音が聞こえ…。

【出演】
たつ子:大島由莉子
正子:五十嵐由佳
清子:山川琴美
大村:藤本教子
語り:尼子真理

豊島与志雄「不思議な帽子」

■作品紹介
昔、ある街の下水道に棲んでいた悪魔が外に通じる道を見つけ、興味本位で飛び出してみると…。

■出演
悪魔 内匠靖明
語り 中澤まさとも
紳士 呉圭崇
街の人々・老紳士 出先拓也
老婦人 大島由莉子
母   尼子真理
子   真一涼
女性  五十嵐由佳
女性  山川琴美
女性  内海祐紀

萩原朔太郎「夏帽子」

「青年の時は、だれでもつまらないことに熱情をもつものだ」
森鴎外や夏目漱石の学生小説を愛読していた或る高校生は、一高の夏帽子に憧れ、遂に手に入れるが…。

【出演】
青年:後藤ヒロキ
娘:五十嵐由佳

【番外編/おうち朗読】宮沢賢治「やまなし」

「クラムボンはわらったよ」
川に棲む蟹の視点から垣間見える水中の幻想的な世界。
聞き手の想像力を刺激する宮沢賢治の名作。
独特の言い回しやフレーズの数々をお楽しみください。
【朗読】柏士文

※出演者の自宅で録音した朗読作品です。

ジェイコブズ「猿の手」

■作品紹介
友人のつてで手に入れた「猿の手」
どんな願いも3つだけかなえられるという話を疑いつつも、試しに一つ願ってみると…。
古典ホラーとして多くの作家に影響を与えた名作。
初出:1902年

■出演
ホワイト氏  出先拓也
ホワイト婦人 大島由莉子
ハーバート  呉圭崇
女性従業員  五十嵐由佳

☆脚本:吉岡平

【番外編/おうち朗読】豊島与志雄「雷神の珠」


昔々、一代で財を成した長者が雷神が雷を落とした時に残す「雷神の珠」という宝物があると話を聞き…。

【朗読】呉圭崇

※出演者の自宅で録音した朗読作品です。

直木三十五「宮本武蔵」

剣聖・宮本武蔵の青年期から死までの求道を吉岡一門との一乗寺決闘、巌流・佐々木小次郎との心理戦などを通して描く。

「直木賞」は直木三十五死後の昭和10年、文藝春秋社長・菊池寛により設置。

【出演】
宮本武蔵:内匠靖明
語り:後藤ヒロキ
新免無二斎:呉圭崇
吉岡の門弟、青木城右衛門:中澤まさとも
吉岡の門弟:出先拓也

【番外編/おうち朗読】永倉新八「新撰組顛末記」


新撰組二番隊組長・永倉新八が維新後、小樽新聞社の記者に口述した回顧録より、新撰組の名を轟かせた死闘「池田屋事件(元治元年)」。

近藤勇、土方歳三、沖田総司、原田左之助、藤堂平助ら幹部たちの姿が生々しく語られる。

【朗読】内匠靖明

※出演者の自宅で録音した朗読作品です。

室生犀星「不思議な国の話」

■作品紹介

幼かった頃、私は話し上手の姉からいろんな話を聞かせてもらっていた。
今回のお話は、町から五里ほど離れた医王山というお山のお話で…。
初出:1922(大正11)年

■出演

私:内海祐紀
姉:山川琴美
幼い頃の私:五十嵐由佳

【番外編/おうち朗読】小川未明「殿さまの茶わん」

昔、ある国に有名な陶器師がいました。
彼は殿さまへ茶わんを献上する為、薄く軽く美しい茶碗を作りました。
すると、それを見た殿さまは「良い茶碗とは何なのか…?」と家来に問いかけて…。

【朗読】中澤まさとも

※出演者の自宅で録音した朗読作品です。

太宰治「人間失格-あとがき-」(リモート収録)

この手記を書き綴った狂人を、私は、直接には知らない。

作家と思われる男は、船橋の喫茶店で、3冊のノートと写真を渡される。
それは「人間失格」の本編にあたる「手記」であった。

過去作品「人間失格(前・後編)」はコチラ

【出演】
私:中澤まさとも
マダム:内海祐紀

※出演者の自宅で録音した作品です。

【番外編/おうち朗読】泉鏡花「幼い頃の記憶」


1912(明治45)年発表。
「夢に見たのか、生れぬ前に見たのか、或は本当に見たのか」
鏡花が幼い頃に出会い、再会に胸躍らす、ある少女との心象風景。

【朗読】中澤まさとも

※出演者の自宅で録音した朗読作品です。

片岡鉄平「猿の絵の運命」

上京して勉学に励む若者・秀夫と故郷の母との往復書簡を通して日々の移り変わりが描かれた物語。
著者は川端康成との親交も深く文学雑誌「文芸時代」を共に創刊した。

■出演
秀夫 真一涼
母  尼子真理

★脚本:吉岡平

【番外編/おうち朗読】鈴木三重吉「ぶしょうもの」

ある場所にとても不精な親子がいました。
とにかく、とてもとても不精で寝たばこで家事を起こしても面倒がって全く逃げようとせず…。

【朗読】出先拓也

※出演者の自宅で録音した朗読作品です。

アーサー王物語「サー・ガウェインの結婚」(リモート収録)

騎士ガウェインは、アーサー王の甥であり、円卓騎士団の中で最も賢明で名高い騎士の一人でした。
また、朝から正午まで力が3倍になるという不思議な能力を持っていました。

そして、彼の妻にも不思議な過去がありました。

【出演】
・ガウェイン 内匠靖明
・醜女:山川琴美
・邪悪な騎士:出先拓也
・語り:呉圭崇

※出演者が自宅で録音した作品です。

【番外編/おうち朗読】芥川龍之介「孤独地獄」

私(芥川)が母から聞いたのは大通である大叔父・細木香以の話であった。
彼が吉原の玉屋で禅超という僧侶と会った事から物語は始まり…。

※大通とは…遊興に詳しい、ほんとうに通の人、など。

【朗読】出先拓也

※出演者の自宅で録音した朗読作品です。

アーサー王物語「ランスロットとアストラットの美しい乙女」(リモート収録)

円卓騎士団において最も騎士と乙女達に賛美された「湖のランスロット」。
夏目漱石も小説『薤露行』で書いた、美しい姫とのエピソード。
ランスロットは漫画「七つの大罪」でも描かれたバン王の息子にあたる。

【出演】
ランスロット:中澤まさとも
エレイン:山川琴美
アーサー王:呉圭崇
ガウェイン:内匠靖明
語り:出先拓也

※出演者が自宅で録音した作品です。