シェイクスピア「アテネのタイモン」

アテネの大貴族タイモンは、執事や友人の忠告を無視し、群がる人々に大盤振る舞いを続けるが…?
最初の印刷は1623年とされる悲劇であり、問題劇、喜劇。

【出演】
タイモン:中澤まさとも
執事フレイビアス:出先拓也
アルシバイアディーズ将軍:呉圭崇
哲学者アペマンタス:内匠靖明
画家:山川琴美
宝石商:内海祐紀
タイトル:天野亜希子

マーク・トウェイン「生きているやら、死んだやら」

1890年ごろ、サミュエル・ラングホーン・クレメンスこと、作家・マーク・トウェインがリヴィエラのホテルに滞在していたころ、マニャンと名乗る紳士と出会った。
マニャンの謎めいた様子に、どうにも彼が気になった彼は…。

「トムソーヤーの冒険」などで名を広めたマーク・トウェインのユーモアあふれる短編。

■出演
私(クレメンス)    柏士文
スミス(トマス)    平居正行
フランソワ(マニャン) 出先拓也
フランソワの妻     内海祐紀
マルグリット      五十嵐由佳
女画商         藤本教子
タイトル        真一涼

☆脚本:吉岡平

ヴァージニア・ウルフ「ラピンとラピノヴァ」

1939年発表。
夫婦の愛の変化を空想のウサギに託して描く。
小説の筋や時間の枠にとらわれず、移ろいゆく意識を表現する「意識の流れ手法」で知られる著者の短編。

【出演】
ロザリンド・ソーバーン:天野亜希子
アーネスト・ソーバーン:中澤まさとも
ミセス・レジナルド・ソーバーン:山川琴美
親戚:内海祐紀
語り:出先拓也

坂口安吾「アンゴウ」

終戦後、3度目の春ー。
復員した矢島は、偶然にも古書店で亡き友人・神尾の蔵書を発見した。
読み進めていくと、謎の暗号が書かれたメモが挟まれており、それが気になった彼は、謎を解こうと神尾の実家へと向かうのだが…。
初出:1948(昭和23年)

【出演】
矢島    出先拓也
タカ子   大島由莉子
秋夫     真一涼
和子     山川琴美
未亡人    藤本教子
娘      五十嵐由佳
男      平居正行
ナレーター  内海祐紀

☆脚本:吉岡平

寺田寅彦「柿の種」(朗読)

「天災は忘れた頃にやってくる」
などで知られる随筆の名手・物理学者の短文集より。

・震災後の東京
・日本の災害教育
・猫の本能と霊性
・忠犬ハチ公の死
・戦前にみた連合艦隊

【語り】
中澤まさとも
呉圭崇
出先拓也
天野亜希子
内海祐紀
内匠靖明

※出演順

岡本綺堂「中国怪奇小説集より 宣室志(唐)」

中国、唐代に発生した怪談噺を作家・岡本綺堂が編纂。
日本の怪談話とは一味違う、淡々とした説話の数々をお楽しみください。

【出演】
七星画

語り:内海祐紀
少年A:真一涼
少年B:藤本教子
僧:出先拓也
女中  大島由莉子
男   平居正行

柳将軍の怪

語り:山川琴美
蘆虔:平居正行
下役人:真一涼
柳将軍:出先拓也

黄衣婦人

語り:五十嵐由佳
宗元:出先拓也
婦人:大島由莉子
役人:平居正行

紀貫之「土佐日記」

男もすなる日記といふものを 女もしてみむとてするなり。

935年ごろに書かれた、日本最古の日記文学の一つ。
貴族・歌人の紀貫之が女性を装い、土佐国から京の道中記の悲喜交々を記す。

【出演】
私:天野亜希子
阿倍仲麻呂・子供:中澤まさとも
舵取り:呉圭崇
男:出先拓也
紀貫之:内匠靖明

ハーヴィー「五本指の獣」

イギリス屈指の富豪・ボールソーヴァー家。
若き当主のユースタスは、叔父のエイドリアンからある小包を受け取った。
手紙には「わが右手を託す」とだけ書かれていた。
だが中身は何も入っておらず…。

1946年に「五本指の野獣」の原案として映画化もされた怪奇短編。

■出演
エイドリアン   出先拓也
ユースタス    平居正行
ソンダース    五十嵐由佳
ミセス・メリット 藤本教子
ピーター     真一涼
語り       山川琴美

☆脚本:吉岡平

坂口安吾「安吾史譚-源頼朝-」

文豪による日本史・英雄解説。
”顔大短身”と呼ばれた武家政権の祖・頼朝論。
”平治の乱”から彼の死までを語る。

【出演】
源頼朝:内匠靖明
平宗清 伊東祐親 上総権之助広常:呉圭崇
語り:出先拓也

アンドレ・ジッド「田園交響楽」


私はある老婆を看取った際、盲目の少女と出会った。
いつしかジェルトリュードと名付けられた彼女から目が離せなくなった私は…。

熱心なプロテスタントであった作者の恋愛観、宗教感が根底に描かれており、母国フランスだけでなく日本でも映画化された。

■出演
牧師 出先拓也
ジェルトリュード 五十嵐由佳
ジャック 中澤まさとも
アメリ 大島由莉子
マルタン 平居正行

☆脚本:吉岡平

楠山正雄「花咲かじじい」

桃太郎・かちかち山・ 猿蟹合戦・舌切り雀といった日本五大昔話のひとつ
隣の爺型とも言われ、
「ここほれワンワン」というセリフには誰しも聞き覚えがあるはず…

■出演
正直おじいさん、殿さま:平居正行
欲ばりおじいさん:出先拓也
白:五十嵐由佳
語り:大島由莉子

藤澤清造「刈入れ時」


1924年(大正13年)発表。
不遇の私小説家・藤澤清造の借金文学の傑作。
芥川賞作家・西村賢太は、彼の歿後弟子を自称し、多くの藤澤清造作品を紹介。

【出演】
庄吉:中澤まさとも
政次郎:内匠靖明
考一のお袋:天野亜希子
主人:呉圭崇
語り:出先拓也

山川方夫「愛の終わり」

いつだって、愛の終わりは醜く汚い。
表向きはどんなに言葉で取り繕うとも
別れ際の2人は、本音を隠して話し合い…。

新進気鋭の人気歌手とピークを過ぎた往年の歌い手。
最初はちょうどいいかに見えた2人の関係はどんどん崩れていき、今まさに終焉を迎えようとしていた。

出演
彼女   天野亜希子
青年   鈴木将之
タイトル 五十嵐由佳

岡本かの子「汗」


ある大店に大変美しいが、病で幼子ほどの知能しかない娘がいた。
その婿候補として、住み込むことになった松崎。
しばらくして、彼女の無垢な感性に触れるうちに彼の心は…。

初出: 1933(昭和8)年5月

■出演
松崎  平居正行
浦子  内海祐紀
河内屋 中澤まさとも
婿候補 鈴木将之
女中  大島由莉子
伯父  出先拓也

☆脚本:吉岡平

永井荷風「あめりか物語」

若き荷風のアメリカ見聞記より
大望を抱く渡米者とのシアトル航路「船房夜話(明治36年11月)」
日本人出稼ぎ労働者の狂乱「牧場の道(明治37年1月)」

【出演】
永井荷風:鈴木将之
柳田、親方:内匠靖明
岸本、子分:出先拓也
友:中澤まさとも

横光利一「ナポレオンと田虫」

フランス革命後の混乱に乗じて、皇帝の地位まで上り詰めた英雄、ナポレオン・ボナパルト。
彼は、常に右手を上着の中に入れていたといわれている。

その理由とは…。

知られざる彼の秘密をモチーフに大胆な解釈で小説にした横光利一の秀作短編。

■出演
ナポレオン  中澤まさとも
ネー    鈴木将之
侍医     平居正行
デクレス   出先拓也
ルイザ    内海祐紀
語り     天野亜希子

江戸川乱歩「何者」

名探偵・明智小五郎シリーズの中編。
私は学生最後の夏休みに、友人宅でピストル強盗事件に遭遇した。
もじゃもじゃ頭をした謎の男・赤井さんと共に…。
1929年(昭和4年)発表。

【出演】
私(松村):出先拓也
赤井:中澤まさとも
結城弘一:内匠靖明
志摩子:天野亜希子
甲田伸太郎:呉圭崇

フィッツジェラルド「バビロン再訪」

1920年代のパリ、かつてここで成功を収めたチャーリーは、過去の失敗からこの地を去ったが、必死で立て直し、再びこの地を訪れる。
それは、亡き妻の姉に預けた愛娘と逢うためであり…。
だが、過去の過ちは彼にいつまでもつきまとってきて…。
金とアルコールで身を滅ぼした男が、愛娘への愛によって立ち直っていく再生の物語。

エリザベス・テーラー主演「雨の朝、パリに死す」というタイトルでも映画化。

■出演
チャーリー 呉圭崇
リンカーン 出先拓也
ダンク   中澤まさとも
オノリア  五十嵐由佳
ヘレン   内海祐紀
ロレイン  真一涼
マリオン  尼子真理
アリックス 山川琴美

☆脚本:吉岡平

中勘助「鳥の物語」

昭和7年連載開始
12羽の鳥達が王にとっておきの話を披露する短編集より
禿鷲が語るブッダの美しい弟子アーナンダの物語
【出演】
アーナンダ:中澤まさとも
禿鷲:出先拓也
鷲:内匠靖明
センダラの娘:天野亜希子
センダラの母:内海祐紀
語り・ブッダ:呉圭崇

神西清「わが心の女」

ある日、Q国への出張を命じられた新聞記者の私。
謎の多い異国へ浮き足立って飛行機に乗り込んだが…。
そこは今までの常識が全く通用しない非日常で溢れた世界だった!
翻訳家として活躍していた著者・神西清の以外なSF作品。

初出:1952(昭和27)年

■出演
私    平居正行
阿耶   山川琴美
鰐博士  出先拓也
山羊博士 呉圭崇
赤膚姫  真一涼
片氏月姫 藤本教子
私の上司 中澤まさとも
入国管理官 五十嵐由佳

☆脚本:吉岡平

羽志主水「監獄部屋」

戦

時は大正の聖代、北海道北見の一角。
水力電気の土木工事場とは表向き「監獄部屋」の通り名が数倍わかりいい、この世の地獄。
ある日、「東京の偉い役人が巡検に来る」との噂が流れ…。
1926(大正15)年初出、タコ部屋労働がテーマの短編。

【出演】
私: 内匠靖明
山田:出先拓也
帝釈天:呉圭崇
参事官:中澤まさとも