紀貫之「土佐日記」

男もすなる日記といふものを 女もしてみむとてするなり。

935年ごろに書かれた、日本最古の日記文学の一つ。
貴族・歌人の紀貫之が女性を装い、土佐国から京の道中記の悲喜交々を記す。

【出演】
私:天野亜希子
阿倍仲麻呂・子供:中澤まさとも
舵取り:呉圭崇
男:出先拓也
紀貫之:内匠靖明

坂口安吾「安吾史譚-源頼朝-」

文豪による日本史・英雄解説。
”顔大短身”と呼ばれた武家政権の祖・頼朝論。
”平治の乱”から彼の死までを語る。

【出演】
源頼朝:内匠靖明
平宗清 伊東祐親 上総権之助広常:呉圭崇
語り:出先拓也

中勘助「鳥の物語」

昭和7年連載開始
12羽の鳥達が王にとっておきの話を披露する短編集より
禿鷲が語るブッダの美しい弟子アーナンダの物語
【出演】
アーナンダ:中澤まさとも
禿鷲:出先拓也
鷲:内匠靖明
センダラの娘:天野亜希子
センダラの母:内海祐紀
語り・ブッダ:呉圭崇

説話集「日本霊異記」

平安時代初期に書かれた日本最古の仏教説話集より3話。
「狐を妻として子を産ませた話」
「蟹と蛙の命を救い、現世で蟹に助けられた話」
「物を奪い、悪行をして報いを受け、不思議なことのあった話」

現在の甘露は未来の鉄丸なり。

【出演】
男・牛飼い・膳臣広国:中澤まさとも
女・子供:天野亜希子
蛇・広国の父:内匠靖明
行基・閻魔:呉圭崇
語り:出先拓也

中島敦「牛人」(リモート収録)

『春秋左氏伝』の記事をもとに書かれた中国の古典作品。
魯の大夫・叔孫豹は、夢の中で牛に似た男に助けられる。
後日、彼の元に、その男が現れ…。

【出演】
叔孫豹:呉圭崇
豎牛:内匠靖明
豎牛の母:山川琴美
語り:出先拓也

※出演者それぞれが別の場所・機材で録音した作品です。

東文彦「魔縁」

平安時代初期、勇猛果敢な武士として名を馳せた益人。
ある時、狩りの最中に山で迷ってしまうが、山中で出会った女性・珠名に目を奪われて…。
禁忌の愛に堕ちた男女の悲恋を紡いだ傑作をきくドラでラジオドラマ化‼️

■出演
珠名  山川琴美
媼   藤本教子
益人  出先拓也
貉麻呂 呉圭崇
僧侶  平居正行
語り  天野亜希子

☆脚本:吉岡平

芥川龍之介「地獄変」(リモート収録)

1918年(大正7年)初出。
鎌倉時代の説話集『宇治拾遺物語』より
「絵仏師良秀」を基に芥川が創作した「王朝もの」。

【出演】
良秀:内匠靖明
良秀の娘:山川琴美
堀川の大殿様:呉圭崇
語り:出先拓也

※出演者それぞれが別の場所・機材で録音した作品です。

山本周五郎「異変 斑猫丸事件」

■作品紹介
時は安永年間(1775年ごろ)
夜な夜な動き回り、幾人もの持ち主を切ったという妖刀・斑猫丸。
それが縁あって町与力・篤木家の手元に届いた。
刀が動くなど迷信だ、
と強気の若侍・篤木半十郎だが実際にその様子を目の当たりにして…。
どうしてもその事実を受け入れられない彼のもとへある日、風来山人と名乗る老人が訪れて…。

■出演
篤木半十郎  真一涼
篤木半兵衛  中澤まさとも
松本出雲守  呉圭崇
弥太八    内海祐紀
根岸肥前   平居正行
四方木三之助 柏士文
風来山人   出先拓也
語り手    尼子真理

☆脚本:吉岡平

春秋左氏伝より「宋襄の仁」(リモート収録)

孔子の編纂とも伝わる歴史書「春秋」の解釈書より、有名な「無用の情け」を表す「宋襄の仁」の語源エピソード。
本書は、君子のあるべき姿、生きる上での示唆に富み、西郷隆盛や「三国志」の名将関羽も愛読したと言われる。

【出演】
語り :出先拓也
襄公 :中澤まさとも
公孫固 :内匠靖明
子魚 :呉圭崇

※出演者それぞれが別の場所・機材で録音した作品です。

永倉新八「新撰組顛末記-島原遊郭流連-」

慶応三年正月。
新撰組幹部、永倉新八・斎藤一・伊東甲子太郎
隊規違反であわや…?の巻。

【出演】
永倉新八:内匠靖明
伊東甲子太郎:中澤まさとも
斎藤一:平居正行
近藤勇:出先拓也
土方歳三:呉圭崇
芸妓:大島由莉子ほか

田山花袋「重右衛門の最後」

■作品紹介
所用で信州へ訪れた富山は、旧友の根本行輔と再会すると…。
村では毎晩のように付け火があり、村の顔役でもある彼はそのことに頭を悩ませていた。
容疑者に重右衛門という男が挙げられていたが、その証拠はどこにも見当たらない。そうこうしていると、再び付け火が村を襲って…。

■出演
富山(とみやま)…呉圭崇
根本行輔(ねもとこうすけ)…平居正行
根本の妻…尼子真理
重右衛門…出先拓也
娘…真一涼
老婆…五十嵐由佳
若い衆…内匠靖明

☆脚本:吉岡平

高村光雲「幕末維新懐古談(一度家に帰り父に誡められたはなし)」

明治大正期を代表する彫刻家で「老猿」「西郷隆盛銅像」で知られる光雲が幼き日の父との思い出を振り返る。
詩人・彫刻家の高村光太郎、鋳金家の高村豊周は、光雲の息子。

【出演】
高村光蔵:出先拓也
父:内匠靖明

直木三十五「宮本武蔵」

剣聖・宮本武蔵の青年期から死までの求道を吉岡一門との一乗寺決闘、巌流・佐々木小次郎との心理戦などを通して描く。

「直木賞」は直木三十五死後の昭和10年、文藝春秋社長・菊池寛により設置。

【出演】
宮本武蔵:内匠靖明
語り:後藤ヒロキ
新免無二斎:呉圭崇
吉岡の門弟、青木城右衛門:中澤まさとも
吉岡の門弟:出先拓也

【番外編/おうち朗読】永倉新八「新撰組顛末記」


新撰組二番隊組長・永倉新八が維新後、小樽新聞社の記者に口述した回顧録より、新撰組の名を轟かせた死闘「池田屋事件(元治元年)」。

近藤勇、土方歳三、沖田総司、原田左之助、藤堂平助ら幹部たちの姿が生々しく語られる。

【朗読】内匠靖明

※出演者の自宅で録音した朗読作品です。

アーサー王物語「サー・ガウェインの結婚」(リモート収録)

騎士ガウェインは、アーサー王の甥であり、円卓騎士団の中で最も賢明で名高い騎士の一人でした。
また、朝から正午まで力が3倍になるという不思議な能力を持っていました。

そして、彼の妻にも不思議な過去がありました。

【出演】
・ガウェイン 内匠靖明
・醜女:山川琴美
・邪悪な騎士:出先拓也
・語り:呉圭崇

※出演者が自宅で録音した作品です。

アーサー王物語「アーサー王の結婚と円卓騎士団の結成」(リモート収録)

5世紀から6世紀のブリトン人の王、アーサー・ペンタゴン。
聖剣エクスカリバーを携えブリテン島から侵略者たちを退けた。

絶世の美女グィネヴィアとの結婚
万能の魔術師マーリンらによる「円卓騎士団の結成」
それは、栄華の極みか欠損の兆しか…

【出演】
・アーサー王、ガウェイン:内匠靖明
・魔術師マーリン:出先拓也
・ランスロット:中澤まさとも
・語り:呉圭崇

※出演者が自宅で録音した作品です。

篠田鉱造「幕末百話」

1902年「報知新聞」に連載された幕末維新期の回顧談集。
庶民たちが体験した時代の激変をジャーナリスト・新聞記者の篠田鉱造が記す。

【出演】
・浮世床 ちょんまげ話:呉圭崇
・御一新前後の肉食:朝比奈幸
・維新前後 刀商と西洋人:神保巴
・正月の夜 江戸の物騒:後藤ヒロキ

中島敦「名人伝」

かつて趙の邯鄲に紀昌という男がいた。
彼は天下一の弓名人を志し名手と名高い飛衛のもとに弟子入りを志願するのだが…。
「名人とは何か?」
著者が読み手に解釈を委ねた寓話的作品として評されており、又、遺作ともいわれている。

■出演
紀昌 内匠靖明
飛衛 柏士文
甘蠅 出先拓也
妻  藤本教子
知人 平居正行
盗人 真一涼
語り 大島由莉子

☆脚本:吉岡平

谷崎潤一郎「麒麟」

儒教の祖・孔子。
彼の聖人が生まれた時、麒麟が現れたと言う。

【吾未だ徳を好むこと、 色を好むが如くする者を見ざる也】(論語より)

耽美派谷崎ならではの孔子譚。
1910(明治43)年発表の初期短編。

【出演】
孔子:呉圭崇
霊公: 後藤ヒロキ
南子:朝比奈幸
語り:呉圭崇
女官、民:神保巴

小泉三申「明智光秀」

嗚呼彼の明智光秀たるもの
豈に必ずしも「主殺しの大罪人」として唾棄すべき人ならんや。
「忠」の一字を以て、武門無二の至宝と為せる戦国時代に当り、いやしくも思慮あり、鑑識ある者、誰れか好んで罪悪の犬馬となり、不臣の門に赴くを為さんや。
(※著者緒説より抜粋)

【出演】
明智光秀:いとうさとる
織田信長:呉圭崇
語り:出先拓也

菊池寛「形」

■作品紹介
戦国時代、槍の名手として名を馳せた侍大将・中村新兵衛は合戦で猩々緋(しょうじょうひ)の陣羽織と唐冠櫻金(とうかんえいきん)の兜を身に着けており、敵兵はその姿を見るだけで震え上がり逃げていった。
そんな彼が合戦前日に自身が養育係として育ててきた若君からある相談を受けて…。
「まずは形から」その言葉がこれほど響く作品は中々ないでしょう。

■出演
中村新兵衛 出先拓也
若武者   真一涼
敵兵一   内匠靖明
敵兵二   平居正行
語り    大島由莉子

☆脚本:吉岡平