篠田鉱造「幕末百話」

1902年「報知新聞」に連載された幕末維新期の回顧談集。
庶民たちが体験した時代の激変をジャーナリスト・新聞記者の篠田鉱造が記す。

【出演】
・浮世床 ちょんまげ話:呉圭崇
・御一新前後の肉食:朝比奈幸
・維新前後 刀商と西洋人:神保巴
・正月の夜 江戸の物騒:後藤ヒロキ

中島敦「名人伝」

かつて趙の邯鄲に紀昌という男がいた。
彼は天下一の弓名人を志し名手と名高い飛衛のもとに弟子入りを志願するのだが…。
「名人とは何か?」
著者が読み手に解釈を委ねた寓話的作品として評されており、又、遺作ともいわれている。

■出演
紀昌 内匠靖明
飛衛 柏士文
甘蠅 出先拓也
妻  藤本教子
知人 平居正行
盗人 真一涼
語り 大島由莉子

☆脚本:吉岡平

谷崎潤一郎「麒麟」

儒教の祖・孔子。
彼の聖人が生まれた時、麒麟が現れたと言う。

【吾未だ徳を好むこと、 色を好むが如くする者を見ざる也】(論語より)

耽美派谷崎ならではの孔子譚。
1910(明治43)年発表の初期短編。

【出演】
孔子:呉圭崇
霊公: 後藤ヒロキ
南子:朝比奈幸
語り:呉圭崇
女官、民:神保巴

小泉三申「明智光秀」

嗚呼彼の明智光秀たるもの
豈に必ずしも「主殺しの大罪人」として唾棄すべき人ならんや。
「忠」の一字を以て、武門無二の至宝と為せる戦国時代に当り、いやしくも思慮あり、鑑識ある者、誰れか好んで罪悪の犬馬となり、不臣の門に赴くを為さんや。
(※著者緒説より抜粋)

【出演】
明智光秀:いとうさとる
織田信長:呉圭崇
語り:出先拓也

菊池寛「形」

■作品紹介
戦国時代、槍の名手として名を馳せた侍大将・中村新兵衛は合戦で猩々緋(しょうじょうひ)の陣羽織と唐冠櫻金(とうかんえいきん)の兜を身に着けており、敵兵はその姿を見るだけで震え上がり逃げていった。
そんな彼が合戦前日に自身が養育係として育ててきた若君からある相談を受けて…。
「まずは形から」その言葉がこれほど響く作品は中々ないでしょう。

■出演
中村新兵衛 出先拓也
若武者   真一涼
敵兵一   内匠靖明
敵兵二   平居正行
語り    大島由莉子

☆脚本:吉岡平

幸田露伴「運命」

■作品紹介
中国の古典「明史」をもとに作られた歴史小説で明の創始者・洪武帝が後継者を孫の建文帝に譲ったことから起きた建文帝とその叔父・燕王(後の永楽帝)の権力争いが描かれている。

原文は漢文書き下し調で当時の人々も読み解くのが非常に難解だったという。

元のタイトルは 中国における運命、店名を意味する語「定数」だったとのこと。

作家・田中芳樹も「運命」を題材にした作品を書いている。

建文帝    中澤まさとも
幼少時代   山川琴美
洪武帝    出先拓也
方孝孺    平居正行
燕王(永楽帝)呉圭崇
語り     大島由莉子

☆脚本:吉岡平

唯円「歎異抄」


【作品紹介】
浄土真宗宗祖、親鸞死後、師の教えと異なった教えが伝えられていることを嘆いた弟子によって記された。
対話形式の九条と十三条を抜粋。

【出演】
・親鸞:出先拓也
・唯円:髙坂篤志

野村胡堂「銭形平次捕物控 茶汲み四人娘」

■作品紹介
八五郎が追っかけてた
「茶汲み娘連続髪切り事件」で
まさかの人死にが!
それを聞いた我らが銭形の親分は早速事件を調べ始めると…。

初出:1951(昭和26)年

■出演
平次    出先拓也
八五郎   髙坂篤志
お北    大島由莉子
お瀧    藤本教子
お浪    真一涼
お伊曾   五十嵐由佳
岩吉    平居正行
申松    中澤まさとも
語り    山川琴美

山本周五郎「酔いどれ次郎八」


【作品紹介】
次郎八と千久馬は、艱難の末、罪人を上意討ちにするが、追っ手に囲まれる。
次郎八は、千久馬を逃がすため、死地に臨むが、彼には国にゆき江と言う許嫁がいた…。

1936(昭和11)年発表。

【出演】
・矢作次郎八:内匠靖明
・岡田千久馬:柏士文
・森井欣之助:出先拓也
・ゆき江:五十嵐由佳
・語り:大島由莉子
・人々:尼子真理、山川琴美、藤本教子、平居正行

野村胡堂「銭形平次捕物控 女辻斬」

■作品紹介
年の瀬も迫ったある日、
江戸を賑わす辻斬りを捕まえんと
我らが銭形平次と子分の八五郎が
大晦日の夜に動くのだが…。

初出:1954年(昭和29年)「オール讀物」2月号

■出演
平次    出先拓也
八五郎   内海祐紀
進藤孫三郎 中澤まさとも
葉賀井兼斎 呉圭崇
毬代    真一涼
語り    尼子真理

紫式部「紫式部日記」

【作品紹介】
1010年(寛弘7年)頃成立。
慣れない宮廷生活や藤原道長との思い出
清少納言らの批評などを綴る。

【出演】
・紫式部:大島由莉子
・藤原道長:呉圭崇
・清少納言:五十嵐由佳
・女房:内海祐紀、尼子真理、山川琴美

紫式部「源氏物語-若紫-」

【作品情報】
ある帝の御世のこと。
光り輝くように美しい雅な君・光源氏は
北山の寺へ祈祷に出かけられました。
そこで愛しい人に生写しの娘と会い…。

【出演】
・光源氏:内匠靖明
・若紫:五十嵐由佳
・尼君:真一涼
・少納言:内海祐紀
・語り:大島由莉子

山本周五郎「日日平安」

【作品紹介】
1958年刊行。
素寒貧の空腹浪人がお家騒動に遭遇。
仕官の道を開こうとするが…?

黒澤明監督の映画「椿三十郎」原作。
(2007年森田芳光監督版公開)

【出演】
・菅田平野:内匠靖明
・井坂十郎太:中澤まさとも
・おの女:山川琴美
・千鳥:五十嵐由佳
・黒藤源太夫:柏士文
・若侍:髙坂篤志、平居正行
・語り:大島由莉子

吉田兼好「徒然草-四十五段、六十八段-」

【作品紹介】
日本三大随筆の一つより

・榎木の僧正(四十五段)
・筑紫の押領使(六十八段)

深く信をいたしぬれば
かかる徳もありけるにこそ…

【出演】
・吉田兼好:内海祐紀
・良覚僧正:呉圭崇
・押領使:大島由莉子
・賊:出先拓也
・賊:柏士文
・??:中澤まさとも
・??:髙坂篤志
・女:尼子真理、五十嵐由佳、真一涼、山川琴美

岡本かの子「鯉魚」

■作品紹介
京都嵐山にある臨川寺。
そこで生活する沙弥の昭青年が
いつものように鯉たちへ
生飯(さば)を与えようと川へ向かうと…。

そこで偶然出会った美少女・早百合に
心奪われるのだった。

ひそかに始まる二人の逢瀬。
だが、それに気づいた先輩僧たちは…。

■出演
昭沙弥    髙坂篤志
早百合姫   山川琴美
僧1     柏士文
僧2     呉圭崇
僧3     中澤まさとも
住持三要   出先拓也
語り     内海祐紀

小泉八雲「破約-OF A PROMISE BROKEN-」

【作品紹介】
1901年出版『日本雑記』より。

「決して再婚はしない」

武士は、死の床にある妻に誓う。
だが、その約束が破られた時…。

【出演】
・夫:柏士文
・妻:内海祐紀
・後妻:五十嵐由佳
・武士:中澤まさとも、呉圭崇
・語り:内匠靖明

司馬遷「史記-蒙恬列伝-」

【作品紹介】
秦の名将・蒙恬。
祖父・蒙驁から秦に仕え、父の蒙武、
弟の蒙殻とともに、天下統一に貢献。

だが、始皇帝の死後
悪臣たちの陰謀によって・・・

【出演】
・語り:中澤まさとも
・蒙恬:内匠靖明
・趙高:出先拓也
・李斯:柏士文
・始皇帝:呉圭崇

菊池寛「吉良上野の立場」

【作品紹介】
元禄14年3月14日赤穂藩主浅野長矩、吉良義央刃傷、即日切腹の前日から
元禄15年12月14日赤穂浪士47人吉良邸討入、主君の仇討ちを遂げるまで
「忠臣蔵」を主に敵役・吉良上野介の立場から描く。

【出演】
・浅野内匠頭:内匠靖明
・吉良上野介:出先拓也
・大石内蔵助:呉圭崇
・梶川与惣兵衛(浪人①):中澤まさとも
・浅野家家老(浪人②):柏士文
・町民:山川琴美、内海祐紀、五十嵐由佳
・語り:尼子真理

魯迅「故事新編より―鋳剣」

■作品紹介
名工の父を王に殺された事を知った
息子・眉間尺。仇を討つために
肩身の剣を携えて向かうのだが…。

中国古代の神話や伝説を題材に
魯迅が創作した古典作品の代表作。

1936年:初版

かつて映画監督の鈴木清順が
映画化を目指し台本完成に至るも
予算が集まらず制作叶わず。

■出演
眉間尺    真一涼
莫耶     尼子真理
干将・黒い男 呉圭崇
楚王     柏士文
承相     中澤まさとも
語り     大島由莉子

★脚本:吉岡平

吉田兼好「徒然草」

【作品紹介】
日本三大随筆の一つより
・女性の話(三十一、三十二段)
・名人の話(百九、百十段)
・謎の言葉の話(百三十五段)を抜粋。

「むまのきつりやうきつにのを
かなかくぼれいりくれんとう」って?

【出演】
・吉田兼好:内海祐紀
・堀川具親(双六名人):柏士文
・藤原資季(木登り名人):呉圭崇
・源具氏:中澤まさとも
・貴族:大島由莉子
・手紙の女:尼子真理
・具親の恋人:真一涼
・女房:五十嵐由佳

平家物語より「判官都落」

【作品紹介】
鎌倉時代、琵琶法師たちが語り広めた
平家の繁栄と滅亡までを描く軍記物語。

名将・源九郎判官義経の神速果敢な用兵と
兄・頼朝との確執を描く。

【出演】
・源義経:中澤まさとも
・梶原景時:呉圭崇
・武士:柏士文
・語り:尼子真理
・都の人々:大島由莉子、内海祐紀、真一涼、尼子真理、五十嵐由佳