新美南吉「巨男の話」

やさしい巨男は、人間を鳥獣に変えてしまう恐ろしい魔女のお母さんと森の中に住んでいました。

ある日、この国の王女と侍女たちが、道に迷ってしまい宿をかして欲しいと訪ねてきて…

■出演
巨男: 出先拓也
魔女 / 男:大島由莉子
王:林佑樹
王女:青山優子
女 / 南国の人:天野亜希子
語り:五十嵐由佳

鈴木三重吉「へびつかひ」

アフリカや西アジア地方にヘビ使いという見世物師たちがいます。

彼らは人々に芸を見せるだけでなく、人の家の前に立っては「ヘビがいる」と言い、家の中に隠れてたヘビを捕まえては、その手間賃をもらうという事もしており…。
■出演

語り      五十嵐由佳

ケリム     武田慎太郎

デラポールト  出先拓也

ヘビ使い    藤本教子

家人      林佑樹 

使用人     平居正行

アンデルセン「おやゆび姫」後編

ヒキガエルに連れ去られて、様々な事件に巻き込まれたおやゆび姫。
親切な野ネズミのおばあさんに助けられ、冬を過ごしておりましたが…。

世界中で愛されている名作のラジオドラマ後編。

初出:1835年

■出演
おやゆび姫         山川琴美

野ネズミのおばあさん    藤本教子

モグラ           平居正行

ツバメ           武田慎太郎

妖精            真一涼

妖精王子          林佑樹

語り            五十嵐由佳

アンデルセン「おやゆび姫」前編

花の中から生まれた小さな小さな女の子。
「おやゆび姫」と名付けられて過ごしていたある日、ヒキガエルに連れ去られて…

世界中で愛されている名作のラジオドラマ化。
作品の舞台はアンデルセンの故郷・デンマーク・オーデンセの田園風景を舞台に描かれている。

初出:1835年

■出演

おやゆび姫         山川琴美

女             大島由莉子

魔女            内海祐紀

母ヒキガエル        青山優子

息子ヒキガエル       林佑樹

メダカ1          出先拓也

メダカ2          内海祐紀

メダカ3          真一涼

コガネムシ1        中澤まさとも

コガネムシ2        出先拓也

コガネムシ3        鈴木将之

コガネムシ4        大島由莉子

野ネズミのおばあさん    藤本教子

語り            五十嵐由佳

アンデルセン「ほんとにそのとおり!」

メンドリから抜け落ちた小さな一枚の羽が最後はどうなったのでしょう。
トリ小屋の中で起こったある出来事がトリからトリへと話が広まって…

■出演
メンドリ1:青山優子
メンドリ2:真一涼
メンドリ3:大島由莉子
メンドリ4:内海祐紀
オンドリ:出先拓也
フクロウの母:五十嵐由佳
フクロウの父:林佑樹
友達フクロウ:山川琴美
ハト:平居正行
コウモリ:武田慎太郎
語り:藤本教子

ライマン・フランク・ボーム「活字に魔法を」

ある所にポポポというヌーク(妖精)がいました。

退屈な日々に飽きていたポポポは、ある日人間の街にこっそり尋ねると…。
街では小鳥の剥製を飾った帽子が流行っていて、それを可哀そうに思ったポポポ。
目に付いた帽子屋に飾ってある帽子の小鳥たちを魔法で解放してしまい…。
「オズの魔法使い」で大成功を収めた著者が翌年に新聞連載で公開した独創的なおとぎ話。
■出演
ポポポ 藤本教子
帽子職人 大島由莉子
妹 五十嵐由佳
カケス  内海祐紀
コマドリ 真一涼
ウタドリ 武田慎太郎
ヒワ 青山優子
王様 平居正行
ナレーション(NA)山川琴美
脚本:山川進

林芙美子「ひらめの学校」

海の底にはひらめの子供たちが通うひらめの学校がありました。

今日は、サバ村に見たことのない大きな怪物を見学に行くことになって…。

魚たちの視点から人間を独特の視点で覗いた不思議な童話。

初手:1947(昭和22)年

■出演

語り      山川琴美

生徒1     青山優子

生徒2     内海祐紀

体操の先生   出先拓也

鯖村の村長   平居正行

村男1     平居正行

村男2     出先拓也

老婆      青山優子

男の子     内海祐紀

ひらめ村の村長 武田慎太郎

小川未明「月夜とめがね」

静かな町のはずれに住んでいるおばあさんのもとに突然訪れためがね売り、そして一人の少女。

それぞれの交流が、穏やかな月夜の情景とともに優しく描かれた物語。

■出演

・おばあさん:大島由莉子

・男/女の子:真一涼

・語り:内海祐紀

オスカー・ワイルド「わがままな巨人」

そして季節は廻り、春になりましたが子供たちのいない庭はずっと冬のままで…。
『幸福な王子』と同時期(1888年)に発表された名作童話。

■出演
巨人     中澤まさとも

小さな男の子 五十嵐由佳

男の子A   真一涼

女の子A   山川琴美

女の子B   大島由莉子

雪      五十嵐由佳

霜      藤本教子

木      青山優子

ナレーション(NA)内海祐紀

☆脚本:山川進

楠山正雄「鬼六」

ある村に何度橋をかけても流されてしまう川がありました。
都で名高い大工の名人は、その川に決して流れない丈夫な橋をかけて欲しいと頼まれ、引き受けたものの、あまりの川の流れの速さに驚いていると…。
「大工と鬼六」でも知られている昔話。

■出演

大工:内海祐紀

鬼六:平居正行

山の神:五十嵐由佳

語り:大島由莉子

小川未明「つじうら売りのおばあさん」

友達の家にカルタ会へ出かけた義雄さんは、おとなりのかね子さんを誘っていきました。

カルタ会も一区切りを過ぎた頃、最近子供たちの間で話題の

つじうら売りが、近くを通りがかって…。

辻占売り…占い師のようなもの。

当時は辻占菓子という、おみくじを入れた菓子を売る者もいたという。

■出演

達夫   真一涼

かね子  五十嵐由佳

男の子  藤本教子  

女の子  内海祐紀  

つじうら売り 中澤まさとも

語り  青山優子

宮沢賢治「ありときのこ」

ある日、いつものように蟻の歩哨が森の入口を見張っていると、見たことのない大きな建物が急に現れて…

ユーモア溢れる蟻目線の世界とともに、自然の繊細な情景も描かれた作品。

初出時表題:「朝に就ての童話的構図」

■出演

歩哨蟻:柏士文

伝令蟻:青山優子

子ども蟻1:藤本教子

子ども蟻2:真一涼

語り:平居正行

新美南吉「ひよりげた」

ある月夜、母さんたぬきは、ぼうやたぬきに化け方を教えようと外に出ましたが、甘えん坊のぼうやたぬきはお乳に吸い付いて離れません。
母さんたぬきはどうしたものかと…。
母と子のほのぼのしたやりとりに微笑ましさを感じられる短編。

■出演

母さんたぬき 青山優子
ぼうやたぬき 真一涼
語り     内海祐紀

昔話「カニ寺」

むかしむかし、ある村の大きな池に、いつしかカニの化け物が住みつくようになった。
その化け物は、池にやってくる村人や、近くのお寺の和尚さんも食い殺し、池には誰も近づかなくなった。
ある時その話をひとりの和尚さんが聞いて…。

■出演
和尚:出先拓也
小僧:五十嵐由佳
化け物:平居正行
村人:武田慎太郎
村人たち:出先拓也、平居正行、武田慎太郎
語り:内海祐紀

柳田国男「日本の昔話 海の水はなぜ鹹い」

柳田国男「日本の昔話 海の水はなぜ鹹い」

「遠野物語」で知られる日本民俗学の祖による、岩手県陸中・上閉伊郡の話。
海の水が辛い理由は、昔々、ある所に住んでいた、欲張りな兄とその弟にありました。

【出演】
兄:藤本教子
弟:山川琴美
爺:内海祐紀
女房・小人:真一涼
語り:大島由莉子

堀辰雄「羽ばたき Ein Marchen」

1931年初出。
宮崎駿作品にも影響を与えたファンタジー短編。
2人の少年ジジとキキは「魔女の宅急便」のキャラクター名のルーツ。

【出演】
ジジ:山川琴美
キキ:大島由莉子
ジジの母:五十嵐由佳
髭の男:藤本教子
語り:内海祐紀

新美南吉「赤い蝋燭」

楽天ブックス: あかいろうそく - いもと ようこ - 9784323038957 : 本

1936(昭和11)年初出。
山から里の方へ遊びにいった猿が、一本の赤いろうそくを拾いました。
猿は、赤いろうそくを花火だと思い込んでしまいました。
山の動物たちは「花火」と言う物をまだ一度も見たことがなかったので・・・。

【出演】
語り:大島由莉子
猿:柏士文
猪:鈴木将之
亀:出先拓也
いたち:五十嵐由佳

アンデルセン「みにくいアヒルの子」

みにくいあひるの子|はじめての世界名作えほん|名作・古典|本を探す|ポプラ社

デンマークの童話作家・詩人により1843年発表。
ウォルト・ディズニー・カンパニーによりアニメーション短編映画化も。

【出演】
みにくいアヒルの子: 五十嵐由佳
母:大島由莉子
別のアヒル+子供1:内海祐紀
おばさんアヒル+子供2:藤本教子
白鳥:山川琴美

☆脚本:和久悟子

夢野久作「お菓子の大舞踏会」

定本 夢野久作全集 第1巻 | 夢野久作, 西原和海, 川崎賢子, 沢田安史, 谷口基 |本 | 通販 | Amazon
お菓子が大好きな五郎さんは、毎日ご飯を食べずにお菓子ばかり食べてました。
そんなある日、家中のお菓子を隠されてしまった五郎さんは、ふてくされて布団に潜ってると、偶然にもお菓子の詰め合わせが送られてきてしまいます。
全て食べ尽くし、お腹いっぱいで眠くなった五郎さんはウトウトしてしまい、気がつくと辺りは真っ暗になっていました。

暴食な少年が体験したある不思議な出来事とは…。

初出:1923年

■出演
五郎        五十嵐由佳
父         柏士文
母         内海祐紀
郵便屋&医者    出先拓也
キャラメル     山川琴美
チョコ       鈴木将之
ウエハース     大島由莉子
ドロップ      柏士文
ワッフル      出先拓也
語り       平居正行

与謝野晶子「うなぎ婆さん」

昔、ある山里におとめさんというお婆さんがありました。
このおとめさんは”うなぎ婆さん”とも呼ばれていました。
おとめ婆さんは、鰻をつかまえる名人なのです。
近頃、おとめ婆さんは、気になることがありました。

11人の子供を育てた母でもあった与謝野晶子の童話。

【出演】
おとめ:山川琴美
お花:五十嵐由佳
お作:内海祐紀
おとら:藤本教子
三八:鈴木将之
語り:大島由莉子

アンデルセン「マッチ売りの少女」

ある大晦日、貧しい少女がマッチを売って歩いていました。
ですが、一本も売れず少女は寒さで震えるばかり。
そして暖を取ろうと売り物のマッチを一本取りだして…。
アンデルセンが、極貧で育った母親をモデルに描いたといわれる創作童話。

■出演
語り:山川琴美
少女:藤本教子
祖母:五十嵐由佳
警官:柏士文