谷崎潤一郎「富美子の足」

【作品紹介】
大正8年(1919 年)作。
文豪の元にある書生から手紙が届く。
それは或るフェティシスト達の物語。

2018年2月10日映画化。
(片山萌美、でんでん、淵上泰史)

【出演】
・野田宇之吉:出先拓也
・塚越:呉圭崇
・富美子:五十嵐由佳

マルキ・ド・サド「ロドリグあるいは呪縛の塔」

【作品紹介】
「サディズム」の語源として知られる
異端・淫猥・背徳的作家の怪奇小説。

スペイン王ロドリグは、反乱軍殲滅の為
財宝の眠る「呪縛の塔」に入るが…?

【出演】
・ロドリグ:髙坂篤志
・フロランド:山川琴美
・語り:呉圭崇
・巨人:出先拓也
・女:尼子真理
・獣:柏士文
・鷲:中澤まさとも
・霊:大島由莉子、内海祐紀、真一涼、五十嵐由佳、平居正行ほか

牧逸馬「都会冒険-マチネー-」

【作品紹介】
1925年初出。
ニューヨークフリープレスの記者
ヘンリー・フリントの街角の悲喜劇。
短編シリーズ「都会冒険」の一遍。

【出演】
・ヘンリー・フリント:中澤まさとも
・マックレガア:呉圭崇
・美女:五十嵐由佳
・劇場支配人:出先拓也
・客:柏士文、髙坂篤志ほか
・街娼:内海祐紀、尼子真理、真一涼、山川琴美、内匠靖明

伊勢物語より「神の斎垣」「つくも髪」

【作品紹介】
平安時代随一の歌人で色好みの在原業平。
彼をモデルにしたとされる「男」の
奔放な愛と風流で情け深い心を描く
「第七一段」と「第六九段」。

【出演】
・在原業平:中澤まさとも
・斎宮の女:五十嵐由佳
・老女:内海祐紀
・老女の息子:尼子真理
・語り:大島由莉子

江戸川乱歩「お勢登場」

ostoj■作品紹介
1926年(大正15年)発表。
夫の病を良い事に不貞を続けるお勢。
全てを知りつつも妻の愛撫を待つ格太郎。
或る日、彼は息子と隠れん坊に興じ…?

2017年2月舞台化。
(黒木華主演、倉持裕作・演出)
過去にドラマ化・映画化、
池上遼一により漫画化等。

■出演
・格太郎:中澤まさとも
・格二郎:呉圭崇
・お勢:五十嵐由佳
・正一:内海祐紀
・正一の友:尼子真理
・語り:出先拓也

江戸川乱歩「人でなしの恋」

hitode■作品紹介
1926年(大正15年)発表。
凄いような美男子・門野の元に嫁いだ京子。
或る時、夫の愛に偽りの分子を感じ…。

羽田美智子、阿部寛出演で映画化。
他、度々舞台化、漫画化。

■出演
・京子:五十嵐由佳
・門野:中澤まさとも
・あの人:内海祐紀
・門野の父:柏士文

岸田國士「チロルの秋」

crlbook■作品紹介
1924年発表。
「岸田國士戯曲賞」でその名を知られる
日本演劇界の功労者の代表作。

とあるホテルで知り合った男と女が
「空想の恋愛遊戯」を試みるが…?

受け手の想像力により幅広い解釈が可能な
夢と現の世界。

■出演
・アマノ:出先拓也
・ステラ:五十嵐由佳
・エリザ:真一涼
・ルナアト:柏士文
・語り:中澤まさとも

江戸川乱歩「鏡地獄」

kgmjgk■作品紹介
1926年発表。
私の友人は、変態的レンズ狂・鏡狂い。
鏡の球体に入り、そこで見た世界とは?

■出演
・私:中澤まさとも
・彼:内匠靖明
・彼(少年時代):真一涼
・小間使い:尼子真理
・盛る男女:出先拓也、五十嵐由佳

夢野久作「少女地獄 殺人リレー」

strir■作品紹介
昭和9年(1934年)発表。
連作「少女地獄」より「殺人リレー」。

「女車掌なんかになってはいけません―」
書簡形式で少女たちの破滅が綴られる。

1997年、監督・石井聰亙
出演・小嶺麗奈・浅野忠信で映画化。

■出演
・友成トミ子:五十嵐由佳
・月川ツヤ子:真一涼
・松浦ミネ子:内海祐紀
・酔客:柏士文
・新高竜夫:内匠靖明

シェイクスピア「終わりよければすべてよし」

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【作品紹介】
1602~1603年頃作の喜劇(問題劇?)。
フランス王の難病を治した名医の娘、ヘレナ。
報酬として王に求めたのは、片思い相手との身分違いの結婚!

【出演】
ヘレナ:五十嵐由佳
バートラム:中澤まさとも
フランス王:内匠靖明
マリア:内海祐紀
ダイアナ:大島由莉子
侍女:尼子真理
貴族たち:柏士文、呉圭崇、出先拓也、真一涼

久生十蘭「母子像」

母子像画像■作品紹介
昭和27年初夏。
ある少年が進駐軍の
厚木キャンプを放火した。

なぜ少年はそのような
愚行を犯したのか?

周囲の大人たちによって
語られる少年の姿は
一体、どれが真実なのか…。

昭和28年、吉田健一の訳で
「ニューヨーク・ヘラルド・トリビューン」紙主催
国際短編小説コンクール1等の名作。

■出演

泉太郎:真一涼
ヨハネ:柏士文
太郎の母:尼子真理
米兵:呉圭崇
警察官:中澤まさとも
女性警察官:内海祐紀
ナレーション:出先拓也
★脚本:吉岡平

谷崎潤一郎「刺青」

ssei■作品紹介
1910年(明治43年)発表。
耽美派代表作家の処女小説。
永井荷風に絶賛された。
女優・若尾文子、伊藤咲子、吉井怜、
夏樹陽子などの出演で幾度も映像化。

■出演
・清吉:呉圭崇
・娘:真一涼
・客:柏士文
・番頭:中澤まさとも
・語り:出先拓也

谷崎潤一郎「痴人の愛」

chijinai■作品紹介
1924年連載開始。
耽美派、マゾヒズム小説の傑作。

ナオミという名前は素敵だ。
西洋人のようだ。
立派なレディーにして妻にしよう。
そう、思っていたのですが…。

■出演
・私(河合譲治):中澤まさとも
・ナオミ:五十嵐由佳
・学生:呉圭崇、出先拓也、柏士文

室生犀星「蜜のあわれ」

aware■作品紹介
1959年発表。
会話のみで構成された超現実主義的小説。
犀星が理想の女性を綴ったとされる、
金魚の少女と老いた作家の物語。

2016年監督・石井岳龍、出演・二階堂ふみ
大杉漣、真木よう子、高良健吾で映画化

■出演
・作家・上山:呉圭崇
・赤井赤子:五十嵐由佳
・金魚屋:出先拓也
・田村ゆり子:内海祐紀

チェーホフ「犬を連れた奥さん」

犬を連れた奥さん画像■作品紹介
保養地で出会った1組の男女。
お互いに伴侶を持ちながらも
燃え上がる恋の炎は止められず…。

「小犬を連れた貴婦人」という題で
映画化もされた名作。
1899年初出。

■出演
ドミートリィ・ドミートリチ・グーロフ
・・・中澤まさとも
アンナ・セルゲーヴナ・・・五十嵐由佳
語り・・・出先拓也

田山花袋「蒲団」

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■作品紹介■
ある作家のもとに一人の女性が弟子入りをした。
その美しさに心をかき乱す作家の苦悩と煩悶がここに…。
1952年初出。

■出演■
竹中時雄…柏士文
芳子…真一涼
細君…尼子真理
田中…内匠靖明
N…大島由莉子
ご近所さん…五十嵐由佳

フランク・ヴェデキント「春のめざめ」

hrmz■作品紹介
1891年出版、ドイツ戯曲。
ギムナジウムの少年たちの
性への目覚めと、大人の抑圧を描く。

ブロードウェイでミュージカル化され
トニー賞8部門受賞、劇団四季も上演。

■出演
・ヴェンドラ:五十嵐由佳
・メルヒオール:内匠靖明
・モーリッツ:中澤まさとも
・マルタ:内海祐紀
・校長:呉圭崇
・教師:出先拓也
・ヴェンドラの母:大島由莉子

坂口安吾「桜の森の満開の下」

smmk■作品紹介
桜の森の満開の下は怖ろしい。
風もないのにゴウゴウと音がなり、
冷たい虚空がはりつめる―。

『堕落論』で時代の寵児となった後
1947年に発表された幻想短編。

■出演
・山賊:出先拓也
・女:五十嵐由佳
・女の夫:柏士文
・山賊の妻:上田早紀、真一涼
・語り:呉圭崇

森鴎外「ヰタセクスアリス」

wits■作品紹介
1909年(明治42年)発表。
題名はラテン語で『性欲的生活』の意味。
当時、政府から卑猥な小説とされ、
掲載誌「スバル」は発売禁止に。

■出演
・僕(金井湛):中澤まさとも
・僕(少年時代):五十嵐由佳
・カツ:真一涼
・近所のオジさん:出先拓也
・硬派な先輩:呉圭崇
・先生:柏士文

清少納言「枕草子」

nagon■作品紹介
きらめく感性で宮廷生活を綴った、
日本三大随筆の一つ。
およそ三百段ある文章の中から、
「恋愛」にまつわる三段を抜粋。

■出演
・清少納言…五十嵐由佳
・女房たち(※登場順)
…真一涼、尼子真理、大島由莉子、上田早紀
・貴族たち(※登場順)
…中澤まさとも、出先拓也、呉圭崇、柏士文

夢野久作「少女地獄」

jgk■作品紹介
1936年刊行の代表短編集
少女地獄」より「何んでも無い」。

誰もが愛する清浄無垢な看護婦,ユリ子。
彼女は心に、ある地獄を秘めていた…。

■出演
・姫草ユリ子:五十嵐由佳
・臼杵利平:中澤まさとも
・電話の男:呉圭崇
・山内:真一涼
・患者:出先拓也、大島由莉子、葵海人